ジェルネイルを始める道具を揃えたら、いよいよ実際に爪にジェルを塗っていきましょう!
ジェルネイルをつけてみると思ったより持ちが悪かった‥すぐ剥がれてしまったと言うお声もよく聞きます
いくつかのポイントを押さえることによって、約1ヵ月の綺麗な状態が保てます
このポイントをお伝えしながら、基本的なジェルネイルの下準備から塗りの作業をお伝えしていきます
実際にネイルサロンで塗っているやり方なのでネイルサロンに行かずとも自宅でサロンクオリティーのネイルが仕上がります
ネイルサロンで実際に塗ってるやり方をご紹介します!
こちらは【塗り】の工程になります。下準備の詳しいやり方はこちらの記事でご紹介してます↓
ジェルネイルの流れ&【塗り】に必要な道具
今回はいよいよ4〜5のジェルの【塗り〜仕上げ】の工程です!
キット以外の道具では筆についたジェルを拭ったり、色を変えたりするのに、キッチンペーパーを小さく切ったものを使用してます。
使用する道具は前回同様ネイルタウンのキットを使いますが、ご自宅にある道具でも勿論同じ様にできます!
塗る前に待って!綺麗に塗る為のジェルの取り方
新品のジェルは蓋が付いてる物が多いので予めクリアジェルとカラージェルの蓋を開けておきます
筆にクリアジェルをすくう様にして取ります
筆の片面をジェルの容器のフチを使ってしごきます
この様に筆の片面にジェルがついててもう片面には何もついてない状態がベストです
爪と筆は基本的に並行になる様にして塗ります
【図でも解説】ジェルの塗り方
- ベースジェル
- トップジェル
- カラージェル
- 筆
- ネイルクリーナー
- ワイプ
- ウッドスティック
- キッチンペーパー
(キットの場合はクリアジェルが【ベースジェル】【トップジェル】兼用のジェルです)
①筆にクリアジェルを取り爪の真ん中におきます
他社製品の場合は【ベースジェル】を使用します
②そのまま左右にジェルを伸ばします
③筆を少し立てて根元から②の線繋げます
④続けて爪のエッジ(先端)をぬります
エッジは爪の厚みに塗る事を意識して塗ります。
ジェルネイル始めの頃はこのエッジからジェルが取れる事が多いので慣れるまでは
事を意識すると先端か取れにくくなります
爪が短い方は筆を逆さまにして爪を優しく抑える様にジェルを塗ります
爪の長いかたはこの向きで先端を塗っても大丈夫です。
どちらの向きにしても注意しなければならないのはジェルが爪の裏側にまで入り込まない様に塗る事。もし爪の裏にジェルがついてしまったらウッドスティック等を使って取り除いておきましょう。
爪の裏にジェルがつくと剥がれやすくなるから気をつけて!
⑤最後に爪の表面を圧をかけない様に気をつけながら全体を慣らしていきます
塗り終わったらライトに入れたい!ってなると思いますが、ここはぐっと堪えて数秒置いてからライトに入れます。
ジェルにはセルフレベリングと言って
ジェルがつるんと均一になろうとする力があります。
塗った直後の筆跡をセルフレベリングの力を使って数秒待ってからライトに入れる事によって綺麗に仕上げられます。
とはいってもレベリングにも限度があるのであまりにもボコボコがある場合は再度表面を根元から先端に向かって優しくならします。
⑥数秒待ちつるんとした状態になったらライトに入れます
ライトに手を入れて固める事を
【硬化】すると言います。
ジェルをやってると良く聞く言葉になるので是非今日はこのワードだけは覚えておいて下さい!
基本的には片手ずつ仕上げます
ライトに入れる時は初心者さんは1〜2本塗ったらライトに入れます。親指だけは爪の向きが違うので1本塗ったら固めます。
慣れてきたらまとめて塗って固めても大丈夫です!
⑦続いてカラージェルを塗ります
今回はこちらのA-29の色を塗っていきます
と言ってもここからのカラーとトップはベースの塗り方と全部同じ!
でも工程が多くて難しそう〜!
最初は難しそうだよね!でも毎回同じ塗り方をしてると上達も早いよ!
最初はややこしくて面倒くさいなと思うかも知れませんが覚えると上達も早く綺麗に塗れる様になります。
カラーの1度塗り目がこんな感じになります。基本は2度塗りして仕上げることが多いですが、お好みで色の濃さを調整してください。
⑧硬化します
⑨2度塗り目も塗ります
カラージェルを塗る時に初心者さんで起こりやすいトラブルはジェルライトを当てても固まりきらない=硬化不良です。
硬化不良になる原因は様々ありますが、新品のライトを使用している場合、カラージェルの塗布量が多い場合がやりやすいです
特に顔料が多い色(白、黒、赤、緑など)は効果不良を起こしやすいので、対策としては多めにカラーを爪に塗りすぎない様にする事。
また固める時にライトに対して手がまっすぐ入るように気をつけます。正しい角度で、ライトに手が入っていないと影になった部分が硬化不良を起こす場合があります。
この2点に最初は気をつけて塗ってみて下さい!
⑩2度塗り目も塗り終わったら硬化します
⑪もう一度クリアジェルを筆に取り塗ります。
他の製品の場合は【トップジェル】を同じ手順で塗ります。
度々圧をかけずにという事をお伝えしますが
圧をかけないってどう言う事?
圧をかけずにと言われても‥って方最初は力加減が難しいと思うので目安をお伝えします↓
何もしてない時の筆の状態。この状態を崩さない様にジェルを塗ると塗りムラや仕上がりもつるんとした状態で仕上げやすいです
根元に向かってジェルの穂先が広がってる状態。これは圧がかかってる状態です
先が広がらず穂先が真っ直ぐの状態が1番良い状態です。ちなみに圧をかけて筆を使うと傷みも早いので是非意識して使ってみて下さいね!
クリアジェルが塗り終わり数秒待ってからライトに入れるのをお忘れなく!
⑫硬化します
ジェルはどんなに固めようが空気に触れてる所は固まらないと言う性質を持っています。なのでトップジェルを塗って固めたとしても表面は固まってないジェル=未硬化ジェルがあるためベトベトしてます。
⑬最後ワイプにネイルクリーナーを染み込ませて表面とエッジ=爪の先端を拭き取ります。
完成です!
仕上がりはマニキュアと違いよれてしまう事も無いので自由に使えます。プラス甘皮周りの定期的な保湿が大切なので余裕がある方は【キューティクルオイル】などで保湿してあげて下さい。
ボトルタイプのジェルで塗ってみよう
ここまではコンテナタイプ(置き型の容器)のジェルの塗り方でしたが、使用したキットにはボトルタイプのジェルも含まれてたのでそちらの使い方をお伝えます。
ボトルタイプのジェルは
コンテナタイプがジェルの容器と筆を使わなければならないのに対して
ジェルとハケが一体型になってる物です。
マニキュアを塗った事がある方はイメージしやすいかと思いますが慣れてる方だとこちらのタイプは使いやすいと思います。
写真内での使用商品は中身そのままでパッケージがリニューアルされてる物が現在販売されています。
中はこんな感じです。ボトルタイプのジェルはなんと言ってもこの手軽さが魅力!マニキュア感覚で塗れるので感覚的に塗りやすいのが特徴です。
ボトルタイプのジェルは商品差はあるもの
その為セルフレベリング力(=ジェルが均一になろうとする力)が強いのでつるんとした仕上がりを作りやすいです。
ですがここで注意!サラッとしたテクスチャーの物は
- 横に広がりやすい
- 皮膚にジェルがはみ出しやすい
ので手早く塗る事が必要です。
なのでコンテナタイプの工程は一つ減らして塗ります。
①まずは中心にジェルをおきます。ここはコンテナタイプと一緒です
②続いて横に広げます。ここもコンテナと一緒です
③続いてコンテナは根元を塗りましたがボトルは先端部分を塗ります。
④全体を圧をかけない様に塗っていきます。
⑤硬化します
根元を塗る工程を抜き手早く仕上げました。
先程もお伝えしましたがコンテナタイプの物はサラッとしたテクスチャーの物が多く
特に使用しているネイルタウンのボトルのテクスチャーは柔らかいので、慣れるまでは1本ずつ固めるのがオススメです。
でも一本ずつ固めてたら時間かかっちゃうよ‥
って方も大丈夫です
仮硬化というテクニックを使いましょう!
UVもしくはLEDライトで5〜10秒位一旦光を当ててジェルが流れない様にしておく状態の事です。
(使用しているライトとジェルで多少時間は変わります)
これを利用して1本ずつ仮硬化をはさみながら進めて行き最後に通常の硬化時間(=完全硬化)をライトで固めるという流れが失敗が少ないです。
⑥ベースジェルが塗れたらカラージェルを塗ります
使用してるキットにはボトルタイプのカラージェルは無いのでここは筆にカラーを取って塗ります。
メーカーによってはボトルタイプのカラージェルを出してる所もあるので
ボトルタイプが気に入った方は是非他のメーカーもチェックしてみて下さい!
⑦2度塗りまで終わったら最後にトップジェルを塗ります。
トップの塗り方はボトルタイプのベースと塗り方は一緒で大丈夫です!
⑧硬化したら完成です。
ボトルジェルを使って剥がれやすい?と思ったら
手軽で一見簡単そうに見えるボトルタイプのジェルですが、
- 手をよく使う人
- 爪が長い人
- ジェルの厚みが欲しい人
にはすぐ剥がれてしまったり、厚みに物足りなさを感じるかもしれません。
今回使用したキットにも厚みが欲しい人は間にクリアジェルを挟むのもオススメされています。
ベースにもトップにも使えるクリアなのでボトルタイプと併用する場合は
- ベースジェルを塗った後
- カラーを塗った後トップジェルを塗る前
にクリアを塗って強度アップしてあげると良いかと思います。
ちなみに‥普段私の爪は結構長め家事も人並みにはする方ですがボトルだけでも1ヶ月全然持ちます
爪との相性もあるのでつけてみて持ちが悪かったりぷっくり仕上げたいって方は上記のやり方も試してみて下さい!
終わりに‥
今回はジェルキットを使用した基本の塗り方のご紹介でした。
キットが無くてもどこのメーカーも基本的には上記のやり方で塗れるので参考になれば幸いです。
このブログではセルフネイラーさんに向けて情報発信しているので良かったら他の記事も読んで頂けると嬉しいです
ここまで長文でしたがお読み頂きありがとうございました!